見えない努力があるんです。

 私は本が好きですが、映画も好きです。特にミステリーが好き
ですが、
昔から読まれているジャンルも好きです。その中の一つに
妖精やペガサ
スなど美しい、もしくは怪しい生き物がいる世界を
舞台に展開される幻
想的、また空想的な物語を「ファンタジー」と
言います。そんな物語の
始まりは古く、今でも人々の心を掴んで離
しません。特に近代はパソコ
ンの情報処理能力が格段に上がり、そ
れまで「映像不可能」と言われた
「ファンタジー」が映像として人
々の前に現れました。現代のイギリス
で人知れず存在する魔法学校
にライオンの王が治める国、そしてホビッ
トと呼ばれる小さい人を
筆頭にエルフ、ドワーフ、魔法使いに人など様
々な種族が暮らす世
界「中つ国」を舞台に繰り広げられる物語は二十世
紀を代表するフ
ァンタジー文学と同時に映像が人の空想に追いついた事
を証明しま
した。
 過去に制作された映画も良いですが、作者が書いた作品を本
当にスク
リーン上に再現した作品を挙げるなら、21世紀に入った映
画になると思
います。あの時の衝撃は、今もハッキリ覚えています。
映画が始まって、
終わるまで私の脳は確かに幻想世界を見ていました。
 特に「中つ国」
を舞台としたトールキン氏の作品は、2013年まで
に「指輪物語」と「ホ
ビット物語」が実写映画として公開されてい
ます。両作とも映画になっ
た際に原作とは少し違う部分もあります
が、私としては映画史に残る名
作だと思っています。それに撮影技
術も向上したと思います。それまで
極端に体格差のある人物と一つ
の画面に入れるときは合成が使われ、そ
の処理が甘いと違和感のあ
る映像が出来あがります。特に先に書いた二
作品に登場する「ホビ
ット」という種族は大人でも人間の半分位の身長
しかないそうです。
それに対してエルフは背が高く、ドワーフは小柄で
すが筋肉が多く
シルエットは無骨です。これだけでも撮影する側は大変
な労力を強
いられそうです。それが二時間を超えるのですから、撮影時
間は更
に倍になります。こんな時は現実的な内容の方が楽だろうな、と

思います。それでも映画を完成させたスタッフや監督は本当に素晴

しいです。その努力があって、私を含めた観客は作品に感動でき
たので
す。あの衝撃は超えませんが、今でも新作のファンタジー映
画が出るた
びに、映像技術や撮影技術の進歩に驚きを覚えます。見
えない努力があ
って、名作映画が生まれるのですね。もちろん、過
去の映画にも名作は
ありますし、私も大好きです。

Copyright(c) 2013 毎日楽しい出会い All Rights Reserved.